なつかしい味がする甘いお煎餅「唐板」〈水田玉雲堂〉
御霊祭にわく上御霊神社。
「その時に、絶対買ってください。特別なお煎餅があるんです」とオススメされたのが「水田玉雲堂」の「唐板(からいた)」。
平安時代、京では疫病が流行し、それを鎮めるために神泉苑において御霊会(ごりょうえ)を行いました。
その時に疫病除けとして神前に供えられたのが「唐板煎餅」です。
なんでも日本最古の焼き菓子といわれているそう。
この「唐板煎餅」をつくり続けているのが、上御霊神社の向かいにお店を構える「水田玉雲堂」。なんと創業500年です。
レトロな包み紙もステキ。
材料は、小麦粉、お砂糖、たまご、だけ。
薄くひとつひとつ手焼きされた「唐板煎餅」ひとくち食べると...
パリッ! さくさくさくさく...小気味いい音と歯応え。
ほのかな甘みがなんとも上品です。
初めて食べたはずなのに、小さい子供だった時に食べたような気がする、なつかしい味。とっても不思議。
そして...ブラックコーヒーにとっても合うのです。
食べだしたらとまらなくなるお菓子です。
上御霊神社にお参りしたらぜひ。
【水田玉雲堂】
京都市上京区上御霊前通烏丸東入上御霊前町394
・地下鉄烏丸線鞍馬口駅徒歩3分
・市バス37系統出雲路俵町西へ400m