NEWS京の温所からのお知らせ

【おすすめ体験】和菓子レッスン「和菓子サロン一祥」

京都の烏丸六角で10年前から和菓子教室をされている「和菓子サロン一祥」をご紹介します。
季節にあわせた彩り豊かな美しい和菓子作りが体験できます。

「洋菓子に比べて、和菓子は作るのが難しい」「おうちではなかなか作れないイメージがある」など敷居の高さを感じてしまう人も少なくないはず。でも、それが違うんです。
「こんなに簡単に作れるんだ!おうちでも作れる!」と思わせてくれるその魅力をお伝えいたします。
> 教室でのレッスン動画はこちら

和菓子サロン一祥
wagashi.issho@gmail.com
https://www.instagram.com/wagashiissho
https://www.facebook.com/wagashi.issho
京都市中京区骨屋町143 G&Gビル203

和菓子サロン一祥・宮崎 泰江 プロフィール
和菓子店にて和菓子職人として勤務。製菓衛生士取得、裏千家茶道 師範助教授取得
2008年和菓子教室「和菓子サロン一祥」開催
NHK文化センター京都教室 和菓子講師
UCHU wagashi レシピ開発、わらび商店レシピ開発、甘党茶屋京梅園レシピ開発
週末ライブキモイリ!キッチンTV、舞妓シンデレラ出演

※掲載内容は 2022年10月23日時点の情報です。最新情報は店舗へお問合せください。

講師は、京都の人気菓子屋「甘党茶屋 京 梅園」とも商品開発をされている和菓子職人の宮崎さんです。
やわらかく優しいお人柄で、初めての方から上級者の方まで、とても分かりやすく丁寧に楽しく教えてくださいます。

おうちでできる簡単な作り方をはじめプロとの違い、和菓子の歴史を学べるだけでなく、宮崎さんは茶道助教授の師範もお持ちなので、和菓子とお茶との相性や組み合わせなど様々なお話を聞かせていただけるのも魅力のひとつです。

今回は、道明寺粉を使った人気の和菓子「道明寺羹」と「道明寺まんじゅう」2種類をご紹介します。どちらも同じ材料からできているんですよ。

まず、「道明寺羹」を作っていきます。寒天の登場です。
今回は糸寒天を使いますが、棒寒天や粉寒天など和菓子によって材料は変わります。
和菓子サロン一祥では材料の素材を実際に見せてくださり、違いや特色なども知ることができます。

糸寒天を煮詰め、砂糖、水飴も加え、道明寺粉をこしながら加え混ぜます。
とろっとして甘い香りがただよってきました。
撫子型に道明寺を流して、ピンクに染めたあんこをコネコネ丸くして中に入れます。

今日使う白こしあんは、白小豆です。栽培が難しく、収穫量も非常に少ないトウモロコシくらいのとっても小さな豆です。老舗の和菓子屋さんでしか取り扱いができないほど貴重な白小豆の素材を使えるのも嬉しいですね。

残りの道明寺生地を型に流して、冷やしたら出来上がりです!かんたんっ!

火を止めるタイミングや、混ぜすぎない加減など、実際に作りながら教えてくださるので、生地の熱さや硬さなども感覚で学ぶことができますよ。

そして、もう1種類は「道明寺まんじゅう」です。昔は、武士の軽食、保存食だった関西風の桜餅です。

春のイメージが強いですが、色や形を変えて上生菓子として年中味わうことができる和菓子です。

さっきの羊羹よりも少ないお水、砂糖を入れ沸騰させます。1回しか加熱しないので、しっかり沸騰してから一気に道明寺粉を入れるのがポイントだそうです。道明寺粉が水分を全部吸ったら、火を止め蓋をして10分蒸らすだけです。

手にたっぷりお水をつけて、道明寺をまぁるくしていきます。お餅のあたたかさと手触りがとても気持ち良くて癒されます。丸くしたあんこを中に入れて、氷餅の上に小豆とかんてんを載せます。

あんこは生徒さんの中でも絶賛のサロン一祥あんこを使います。
毎年12月のあんこレッスンは大人気だそうです。

ところで、氷餅って知ってますか?お餅を凍結させて乾燥させたものです。
パッケージもかわいい。どこでどういう風に作られているのかのお話を伺い、実際に売られている状態の素材を見ながら和菓子の文化、特徴を知ることができるので、レッスンにも力が入ります。

これを細かくすると見た目も美しくキラキラと和菓子が映え、霜や雪化粧など季節を表現できます。余った寒天も捨てるのではなく「つやてん」としてもみじ、ホタルの光などを表したりもできるんですよ。

大納言小豆をちょこんとのせて、青もみじの寒天と氷餅で清流、水面を感じる「道明寺まんじゅう」のできあがりです。

是非、京都の和菓子の世界をお愉しみくださいませ。

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