京の温所 Kyo no Ondokoro

京都にある 私のもうひとつの日常

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「玉乃光酒蔵」酒蔵見学ツアー

延宝元年(1673年)創業。京都伏見の地で「純米吟醸蔵」として昔ながらの伝統的な方法で日本酒を造り続ける「玉乃光酒造」
第二次世界大戦中、米不足のため作られなくなっていた純米酒を、戦後、業界に先駆けて"復活"させました。
添加物を使用せず「利益よりも、酒本来の味わいを実感してほしい」と "米"と"水"と"麹"のみで作られる「純米酒」にとことんこだわった酒造をしています。

「京の温所」では、新酒の仕込み時期となる、1月から4月の期間限定で一般公開していない酒蔵を特別に見学できる「特別公開「玉乃光酒造」酒蔵見学ツアープラン」を販売しております。

▼京の温所 全棟で販売中の「特別公開「玉乃光酒造」酒蔵見学ツアープラン」はこちら
釜座二条 御幸町夷川 麩屋町二条 西陣別邸 御所西 丸太町 竹屋町 


そんなツアーの一部をご紹介いたします。
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日本三大酒処のひとつでもある京都伏見は、日本屈指の酒造りの街。
酒蔵見学当日、アルコールに強くないスタッフ2名は酔っ払わないかと、ドキドキしながら楽しみな朝を迎えました。
酒蔵ツアーに参加する時に気をつけなければいけないのは、蔵に菌を持ち込まないこと!
前日、当日の朝は納豆を控え、美味しいお酒造りの妨げにならないようにします。

京阪「丹波橋」の駅を降りると、古い町並みが並ぶ住宅街に突如「玉乃光酒造」の蔵は現れます。
先ずはお部屋に通していただき、会社の生い立ちと日本酒についての基礎的なお勉強。
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よくわかっていなかった"純米酒"と"純米大吟醸"の違いや、"甘口"と"辛口"の違い、"酒米の種類"などをわかりやすく資料でご説明いただきます。
お話をいただくのは、元蔵人でもある山川さん。
お酒造りを実際に行っていたからこそ知っている、酒造りの面白みを直接お伺いできます。
講座で学んだあとは、衛生服を着用し、実際の酒造りの場に足を踏み入れます。

古い歴史を感じる建物の階段を上がると、職人さんたちがテキパキと働かれています。
蒸された酒米が湯気を上げ、ふんわり漂う甘い香りがとても心地よく感じます。
ほかほかと湯気を立てながらベルトコンベアでお米が運ばれていく様子がなんとも面白い光景です。
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職人さんたちがあちらこちらで忙しく動き回っている中、今、目の前で行われているのはどのような工程なのか詳しく解説いただきます。
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ガラス窓の奥、温度、湿度が調整された部屋の中では麴が育てられています。
麹は繊細で、温度管理が重要。
24時間体制でお世話をしなければならず、手間がかかるのと共にお酒の出来具合を左右する大切なものです。
きれいに部屋に並んでいる麹を見るとさながら産まれたての赤ちゃんのようでした。
美味しいお酒を造るため、日夜お仕事をされている職人さんたちには頭が下がります。
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大切に育てられた麹は酒母と共にとても大きなタンクに仕込まれます。
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発酵の合図となるプクプクと音を立てる泡が、甘い日本酒の香りを吹き出しています。
職人さんによって櫂入れされると日本酒の濃い香りが部屋中に漂います。
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これらが約1ヵ月の間発酵し、私たちが飲む日本酒が完成します。
日本酒ができるまでの工程を実際に自分の目で見、香りを感じることでこれまでよりもいっそう日本酒を身近に感じることができるツアーとなっています。
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「特別公開「玉乃光酒造」酒蔵見学ツアープラン」には5種類のお酒飲み比べセットと純米大吟醸酒や酒粕を贅沢に使用したフェイシャルマスクがついています。
お宿で楽しくお飲みいただいた日本酒がどのように作られているかを知ることができ、その奥深い世界を知ることで、今後、日本酒を飲むことがもっと楽しくなりそうです。

ぜひ、期間限定の「玉乃光酒造」酒蔵見学ツアープランのご予約をお待ちしております。

▼京の温所 全棟で販売中の「特別公開「玉乃光酒造」酒蔵見学ツアープラン」はこちら
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